大切なことは、すべて漫画が教えてくれた。
どうも、-古本屋ATrACT-店主・吉野シンゴです。
さぁ!新コーナー【今日から使える漫画雑学】のお時間がやってまいりました!
皆さん、日々の暮らしの中で、
「あ、これ、あの漫画でいってたヤツだ!」
「あのときアイツはこーやってこの試練を乗り越えていたなぁ…」などなど、
漫画の知識にお世話になったことが多々あるのではないでしょうか。
このコーナーでは、イザというトキに使えるガチ知識からホントしょうもないクソ知識まで、
漫画が私に教えてくれた雑多な知識をみなさんにご紹介いたします。
記念すべき第一回に取り上げる漫画雑学は、
冨樫義博『HUNTER×HUNTER』より、
「じゃんけんで絶対に勝つ方法」!!
これをマスターすれば、あなたも給食のプリン食べ放題!!
そもそも、「じゃんけん」とは…
子ども社会における給食のプリン争奪戦から大人社会の大事な取引先との契約まで、
「じゃんけん」はもはや私たちの生活に欠かせない真剣勝負の1つです。
その起源は江戸にあり。
現在の「じゃんけん」は江戸時代から明治時代にかけての日本で成立したとされており、
拳遊びを基に、3種類の指の出し方(グー・チョキ・パー)をそれぞれ
グー:石,チョキ:ハサミ,パー:紙に見立てて三すくみを構成し、勝敗を決める手段です。
石はハサミには切られないが紙に包まれてしまう…!
ハサミは紙を切るが石は切れない…!!
紙は石を包み込むがハサミに切られてしまう…!!!
「じゃんけん」とは…
この絶妙なパワーバランスの上に見事になり立った、至高の心理ゲームと言えよう…!!!!
『HUNTER×HUNTER』における「じゃんけん」
『週刊少年ジャンプ』において1998年4号から連載を開始し、
『ONE PIECE』に続く2番目の長期連載となっている『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』。
主人公・ゴン=フリークスがまだ見ぬ父親・ジンと会うため、父の職業であったハンターとなり、仲間達との絆を深める様を描いた冒険活劇。細かな心理描写や深すぎる戦闘描写が魅力的過ぎます。
作者は天才・冨樫義博。
単行本はジャンプ・コミックスより35巻まで発刊。
累計発行部数はなんと7000万部を超える超人気漫画。
日本屈指の漫画オタク・吉野シンゴをして「宇宙一面白い漫画」と言わしめる本作ですが、
そんな『HUNTER×HUNTER』と「じゃんけん」には深い関わりがあったのです…!
『HUNTER×HUNTER』で「じゃんけん」にフォーカスが当たったのは第131話。
ジンが創ったゲーム「グリード・アイランド」をプレイする(ゲームの中に入り込んで実際に動き回ります。詳しくは本編を読むべし。)ゴンとその友達・キルア。
ゲームプレイ中、懸賞都市・アントキバでの月例大会行事・じゃんけん大会の開催を知る。
じゃんけん大会の優勝賞品であるレアアイテムを手にするため、
ゴンはキルアに、漁師のオジサンに教わった「じゃんけん」の必勝法を伝授します!
お待たせいたしました。
では、我々もゴン君に「じゃんけん」で絶対に勝つ方法を伝授してもらいましょう!
「じゃんけん」で絶対に勝つ方法とは…
1.「最初はグー」から始めるのがミソだ
2.相手の手の動きだけに注意しろ
3.すると相手はグーの状態から振り上げて
4.振り下ろす瞬間には十中八九
すでに出す手の形をしてるはずだ
さらに…!
まぁそこまでいかなくても
グー以外の手を出そうとするヤツは握り方が空き気味になる
つまり…
相手の手がグーなままだったり 変えた手がはっきり見えたりした場合はそれより強い手を出し、
微妙だったらとりあえずチョキを出しておけば…
絶対に負けない。
すなわち、
「じゃんけん」に絶対に勝てる!!
これで明日からプリンは巻き上げ放題だし、契約も結び放題だね!☆
ありがとう、ゴン!!ありがとう、漁師のオジサン!!
さぁ常勝無敗・勝ち組人生の幕開けだ…!!
最後に、ゴンよりひとこと。
………
中学生の頃、実際やってみたらめちゃめちゃ難しかった…
プリンどころじゃねぇ…!
というわけで、人生そんなに甘くねえってこった。
どうしても使いたい人は「凝」ができるほど目を凝らす訓練をしてみましょう。
ちゃんちゃん。
あ、その後ゴンは「じゃんけん」をヒントにジャジャンケンという必殺技を編みだすのだが、
それはまた別のお話なのであった…
おしまい。
タイトル:HUNTER×HUNTER
作者:冨樫義博
巻数:既刊35巻
発表年:1998~連載中(?)
掲載:週刊少年ジャンプ
出版:集英社