どうも、日本屈指の邦ロックオタク・吉野シンゴです。
みなさんは、2011年に俄かに邦ロックシーンを盛り上げた
‘ecosystem(エコシステム)‘というバンドをご存知でしょうか。
当時、元バンドマンの父がやたら気に入っていたこのバンド。
ある日、ふと思い出しアルバムを借り聴いてみたところ、見事にドハマり。
一瞬のうちに流れ去るような流麗なロックサウンドと、力強くも切なさの滲む歌に
すっかり虜にされてしまいました。
気に入りすぎて彼女らの情報を漁ってみたところ…
なんと…既に解散していた……?!
今回は、謎多き流麗ロックバンド’ecosystem’のオススメ楽曲ランキングbest7をご紹介します。
‘ecosystem’とは…
2007年1月:壺坂(ボーカル・ギター)・後藤(ベース)・空岡(ドラム)・松浦(キーボード)の4人が大阪で結成。
2010年:インディーズレーベル「ネギヤキ」から、アルバム『Jean』をリリース。
2010年6月:松浦が脱退。その後、荒井メンバー入り。
2011年11月30日:SME Recordsからメジャーデビューシングル『ジレンマ』をリリース。
表題曲『ジレンマ』はテレビアニメ『銀魂』のオープニングテーマ曲。
2012年:空岡が脱退。
2013年:1st album『うしろの正面、ジレンマ』をリリエンタール。
2014年8月31日:体調不良により後藤が休養に入る。
2014年10月1日:後藤の復帰が困難となり、解散を発表。
2014年12月10日:解散ライブを開催。
はい、ざっと’ecosystem’の来歴をまとめてきました。
女3:男1という珍しい構成で結成された関西発のロックバンド。
「オルタナ、プログレなど、あらゆるジャンルのロックを呑み込んだサウンド、リアルな日常を切り取った歌詞、そして、和を感じさせる独特のメロディが絶妙な配合で混じり合い、今まで体感したことのない世界を確立している。」と公式ウェブサイトに書いてありましたよ。
そのセンス・実力は申し分なく、代表曲『ジレンマ』は、メジャーデビューシングルにしてテレビアニメ『銀魂』の主題歌に大抜擢されました。
その後も、注目を集めつつもメンバー構成に難があり解散せざるを得なくなってしまった…というところでしょうか。
非常に短い時間を力強く駆け抜けていったロックバンドであると言えるでしょう。
解散が本当に惜しい。もっと彼女らの音楽を聴いてみたかった。
いつかまた、復活してくれることを心待ちにしています。
さて、それでは’ecosystem‘オススメ楽曲ランキングbest7を徹底紹介していきます!
‘ecosystem‘オススメ楽曲ランキングbest7!
第7位:何が起こるのかも・誰の気持ちも。まったく分からない。
『secret』ecosystem
風見鶏 舞い踊るのは 背中合わせの罠
第7位『secret』!
ファーストアルバムのリード曲です。
サビ前が最高に恰好いい…!
「本当の気持ちを知りたくて
君のギリギリを知りたくて
足を踏み入れたきり ギリギリギリギリ…」
何が起こるのかも・誰の気持ちも。
まったく分からない。
secret。
そんな人生も良いんじゃないか。
「bite! this now what’s happen?」
タイトル:secret
アーティスト:ecosystem
発表年:2013
収録:1st album『うしろの正面、ジレンマ』
第6位:分からん事だらけの世の中を、無我夢中で生きるしかないんよ。
『sola』ecosystem
財布の中は空っぽです
夢ばっかり詰め込んでいます
第6位『sola』。
インディーズ時代から演奏されていた、’ecosystem’ラストアルバム 最後の曲。
「分からんから 無我夢中で生きるしかないんよ 分からんから」
リード曲『secret』のアンサーソングのように思える。
分からん事だらけの世の中を、無我夢中で生きるしかないんよ。
ラスサビの強烈なメッセージに心を揺さぶれれてしまう。
悩んだ時とかに聴いてみて下さい。
「今 飛べ このsolaに乗せて」
タイトル:sola
アーティスト:ecosystem
発表年:2013
収録:1st album『うしろの正面、ジレンマ』
第5位:最後の最後に、儚さ・虚しさを語り散らす。
『カタルシス』ecosystem
罪無き乙女達が 夜な夜な弾けてく 泡の様に
カタルシス 欲張りな私を許して
第5位『カタルシス』。
‘ecosystem’解散前 最後の曲。
エコシステムが最後の最後に儚さ・虚しさを語り散らす。
「感情なら 誤算を突っ伏して爆ぜる」
最高にカッコ良いぜ。
タイトル:カタルシス
アーティスト:ecosystem
発表年:2014
第4位:誰かさんの 道をなぞる僕にサヨナラ
『You know to die』ecosystem
夜が明けて 青信号が行けという
誰かさんの 道をなぞる僕にサヨナラ
第4位『You know to die』!
出だしっから非常に勢いのあるキラーチューン。
勢いのあるエネルギーに突き動かされる。
感情の爆発が溢れ出して止まらない様に、
メロディは流れ出したら留まることを知らない。
「答えはYesかい 朝は来るんだよ 躊躇わずに」
夜明けに全て投げ捨ててを聴き抜けたい一曲。
タイトル:You know to die
アーティスト:ecosystem
発表年:2013
収録:1st album『うしろの正面、ジレンマ』
第3位:夢か現実か。”その後”の物語。
『ぶらり』ecosystem
小さい頃 夢見てたのを 追いかけるなんて
思ってなかったよ
第3位『ぶらり』。アルバム唯一のバラード曲。
実はインディーズのほんっとの初期につくられた曲だそう。
メジャーデビュー・アルバム収録に際し、メロディの変更こそあれ、歌詞は変わらず。
夢か現実か。
この曲は、”その後”の物語。
「不安な顔で じっとたたずんでいる、
制服姿の私に 大丈夫って 背中を押した」
自分の選んだ道が、本当に正しいものかなんて、
そんなことは誰も分かりっこない。
でも、たまに振り返って見るのも良いのかもしれません。
「いつも優しく、包んでくれて ありがとう」
タイトル:ぶらり
アーティスト:ecosystem
発表年:2013
収録:1st album『うしろの正面、ジレンマ』
第2位:歪んでる声よ 灰になって
『ジレンマ』ecosystem
眩暈がするほど 広がるあの世界
必ず 掴む為 ここに立ってるよ
第2位『ジレンマ』!
デビュー作にして文句無しの代表曲!!
とにかく一心に駆け抜けていくようなサウンドが気持ち良すぎる。
この歪んだ世の中を駆けて駆けて駆け抜けて、
それでも「最終的に求めるのは 君の腕の中がいい」
あぁ、「歪んでる声よ 灰になって」
タイトル:ジレンマ
アーティスト:ecosystem
発表年:2011
収録:1st single『ジレンマ』,1st album『うしろの正面、ジレンマ』
第1位:和風流麗ロック、見参。
『ラブレター・フロム・何か?』
ラブレター・フロム・何かが 孤独をずっと離さない
第1位『ラブレター・フロム・何か?』。
和風流麗ロック、見参!
古き良き’ニッポン’風味に溢れる切ない歌詞が
中毒性抜群のロックサウンドに乗せて放たれる。
「なんのおもてなしもできませんが ちょっと浮世で踊りませんか?」
Bメロの流れるようなリリックが
サビで一気に爆発するあの様…
あの気持ち良さは滅多に味わえるものではない。
「ラブレターフロム何かは あの日の涙なりけり」
タイトル:ラブレター・フロム・何か?
アーティスト:ecosystem
発表年:2012
収録:3rd single『ラブレター・フロム・何か?』,1st album『うしろの正面、ジレンマ』
以上!
流麗ロックバンド’ecosystem’オススメ楽曲ランキングbest7でした!!
1.ラブレター・フロム・何か?
2.ジレンマ
3.ぶらり
4.You know to die
5.カタルシス
6.sola
7.secret
はい、というわけで’ecosystem’を紹介してきましたけれども…
改めて思いましたよ…
本当に解散が惜し過ぎる!!
いつかまた、彼女らが邦ロックシーンを沸かすその日を、
「今日も僕らは夢を見る Ah」。
それでは!