-ATrACTレコード-楽曲図鑑vol.64
野に咲く花のように
またこの場所で出会うその日まで
「僕が行っている学校は兵庫県立舞子高校、防災科です。阪神大震災の後に、この学科が設立されました。今、あの震災から随分と月日が経ち、みんながあの日のことや震災に対する防災などの重要性を忘れかけています。僕らの学科もこの数年定員割れを起こしています。
GACKTさん、どうか僕らにチカラを貸して貰えないでしょうか?」
始まりは、少年からの一通の手紙。
「ボクが応援するのは構わないが、それが本当にオマエたちにとって意味があるのか?そんなことをしても、一時的にその学科の人気が戻っても またすぐに定員割れを起こしてしまうだろう。
大切なことは、何故今この時代に、環境防災科が必要であるかを オマエたち自身が、これから進学に迷っている中学生やその親たちにどこまでアピールできるか、熱意を届けられるかだろう?とにかく動け。
もし、オマエたちの頑張りで、翌年の新入生の定員をオーバーすることがあれば、ボクがオマエの卒業式に花を添えてやる」(GACKTオフィシャルブログ GACKT.com より転載)
そこから、その少年は何度も自分たちで環境防災科のアピールに努めた。
そして見事、数年続いていた定員割れを止め、その年に定員を大きく超えさせることが
少年たちの手によって達成された。
「これには、
ボクも驚いたことだったか、
全ては彼らが行動をした結果が
実を結んだことだった。」(GACKTオフィシャルブログ GACKT.com より転載)
そしてGACKTは、少年との約束を果たすため、この曲をかきおろし、
『野に咲く花のように』は彼らの卒業式にて、サプライズで披露された。
GACKTは、いつでも私たちの背中を押してくれる。
そして、何かを成し得ることが出来るのは、行動を起こした者だけだ。
「夢を叶えること それは強い意志を貫くこと」
タイトル:野に咲く花のように
アーティスト:GACKT
発表年:2007
収録:26th single『野に咲く花のように』,best album『THE ELEVENTH DAY 〜SINGLE COLLECTION〜』